すべては練りから始まる


器を作る際、まず最初に行う作業が、菊練りという方法で、粘土を練ること。
時計周りに粘土を練り、合計100回ほど練る。

目的の1つは粘土の中から空気を抜いて、焼く時に割れないようにするため。
そして、もう1つが粘土の粒子を均等にするためだという。

ここで作業をサボって、練りが甘いと整形の時に苦労することになる。
同じように練ったつもりでも、ロクロを回していて、粘土の伸びが悪く、形を作るのが難しい時がある。そんな時は、練りが悪いらしい。

すべては粘土を丹念に練るところから、その後の整形につながる。

その日の湿度によっても粘土の状態が変わってくる。
さらには、練りの具体によって、水分の吸水性なんかも変わってくるようだ。
ロクロを回している間、水をどれぐらい使うかによっても、粘土の状態は時間と共に刻一刻と変化する。

土練り(菊練り)3年とはよく言ったもので、粘土を練るという作業は思った以上に奥が深いのだ。

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